【1】 進化
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 人類の進化に興味があるわけではないが、人類の文化活動には興味がある。そして、脳の構造としてどのように物事をとらえているのか、とらえれば良いのかに関してもっと興味がある。

 記事は、

人類の文化的躍進のきっかけは、7万年前に起きた「脳の突然変異」だった:研究結果 (WIRED)

 人類が洞窟壁画の制作や住居の建設といった「文化的躍進」は、7万年前より前には発見されていない。この時点でいったい人類に何が起きたのか──。この進化の引き金を引いたのが「脳の突然変異」であった可能性が、米大学の研究によって明らかになった。
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 実在しない「想像の産物」をほかの誰かに伝えることができたとき、人類の文化的歴史が幕を開けた──。


である。

 想像するという事がどんなけ難しい事かを知る。そして、「メンタル統合」「再帰構造」という人間を人間ららしてめている機能が書かれている。


 興味深いことに、外側前頭前野に損傷がある場合、人は物と物の関係や、相対性を表す文章が理解できなくなるという。例えば「犬は賢い」というシンプルな文章は理解できても、「犬は猫よりも賢い」となると、どちらが賢いのかわからなくなる。「円の上に三角を描く」「春は夏の前に来る」なども同様に、物事の上下関係や前後関係の理解がなくなってしまうのだ。
 このように、記憶のなかの複数の単語を意味のあるメンタルイメージとして合成するプロセスは、「前頭前野統合(Prefrontal Synthesis)」または「メンタル統合(Mental Synthesis)」と呼ばれている。
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 同じように、文章のなかでも「入れ子構造(または再帰構造)」になっているものの理解には、メンタル統合能力が必須である。例えば「父がかつて溺愛していた猫」を想像してみてほしい。言葉の再帰構造が理解できるようになると、「母は『父がかつて溺愛していた猫』にそっくりな猫を拾った」「『母は“父がかつて溺愛していた猫”にそっくりな猫を拾った』と兄が言っていた」といった具合に、次々に文をつなげて永遠にイメージを膨らませることが可能になる。
 「単語の柔軟な組み合わせと入れ子構造は、すべてのヒト言語に特徴的な機能です。このため言語学者は現代的な言語を『再帰言語』と呼んでいるのです」と、ヴィシェドスキーは言う。


【2】 方向
 脳の発達時期を遅らせるというのが、人類の進化の方向だったようである。脳の発達時期を遅らせると小さいうちに水が危ないと認識できなくなり、死亡可能性が上がる。そのようなコストを支払ってでも、言語取得という進化を人類は選んだようである。


 文化的開花のために人類が乗り越えた「2つの障壁」
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 ふたつの障壁がある。メンタル統合スキルを習得できる期間が長くなければならないというのがひとつ。現在の子どもは5歳前後まで言葉の再帰構造の習得が可能だが、これがいまだ言葉があやふやな2歳までとなると無理がある。このことから、脳の前頭前皮質の成熟を遅らせる突然変異があったというのが有力な説だ。
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 ふたつめの障壁は、脳の構造がいかにメンタル統合に適していたとしても、親が子どもに再帰言語を教えられなければ、子どもがそれを習得することはないことだ。この障壁をクリアするには、前頭前皮質の突然変異を持ったふたり以上の小さな子どもたちが、互いに会話しながら長い時間を過ごし、再帰言語を“発明”したはずだ。



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